お知らせ

2026.06.03

お知らせ

ナブエース(アスファルトの付着防止剤)のご案内

「ナブエース」は、鉱物油系の付着防止剤が抱える課題 ―― アスファルトの軟化(カットバック)、強い臭気、引火の危険性、環境負荷 ―― を解決するために開発された、廃食油由来のアスファルト合材付着防止剤です。国土交通省 NETIS のVE(活用促進技術)に登録され、エコマーク認定も取得しています。良好な付着防止効果があり、合材プラント、ダンプ荷台、舗装機械等、アスファルト合材を使用する工事の全工程に使用できます。

NETIS:KT-160038-VE / エコマーク:15110005 / 危険物 非該当

ナブエースの特長

  • 環境にやさしい天然植物油脂を原料に。鉱物油や鉱物油ベースの付着防止剤と異なり、アスファルトをカットバックさせません。圧裂強度比70%以上を確保し、マーシャル安定度試験の結果も良好です。環境保全に役立つと認められたエコマーク商品です。
  • アスファルト合材の付着防止性能が良好。高希釈倍率(ダンプ荷台使用目安:10〜50倍)で使用できるため経済的です。合材プラント、ダンプ荷台、舗装機械等、アスファルト合材を使用するすべての箇所に使用できます。
  • 施工性・長期保存安定性に優れる。容易に水と混ざり合い、原液・希釈後ともに分離しません。起泡性が無いため、希釈・散布作業がスムーズです。
  • 噴霧ノズル等の目詰まりが起きにくい。噴霧器のノズル穴径と比べて非常に細かいため、目詰まりの心配なく散布できます。
  • 白色の液体で塗布箇所が一目で分かる。50倍希釈でも薄い白色のため、塗りムラや塗り過ぎを防ぎ、過不足なく経済的に使用できます。

NETIS(VE)登録 ― 公共工事での採用メリット

ナブエースは、国土交通省が運営する新技術活用システム NETIS に2016年7月に登録され、効果が評価された事後評価済み技術として、現在はVE(活用促進技術)に位置付けられています(登録番号:KT-160038-VE)。区分は「材料」、分類は舗装工 ― アスファルト舗装工です。

活用効果調査票の提出が不要に

VE(活用促進技術)であるため、活用時の活用効果調査が不要です(フィールド提供型・テーマ設定型で活用する場合を除く)。施工後の事務処理の負担が軽減され、新技術の採用が品質面だけでなく業務効率化にも寄与します。

登録番号KT-160038-VE
技術名称アスファルト合材付着防止剤(ナブエース)
技術の位置付け活用促進技術(VE)
事後評価事後評価済み技術(2020年3月16日)
登録年月日2016年7月5日
分類・区分舗装工-アスファルト舗装工/区分:材料

NETIS 登録情報(2026年6月現在)

※ ナブエースは過去に高速道路(東名高速道路 下り線)の現場試験で改質Ⅱ型・改質H型合材における付着防止効果が確認されています。

環境性能 ― エコマーク認定・高い生分解性

🌱 環境中で分解しやすいオイル

エコマークの認定基準である生分解度試験・魚類急性毒性試験をクリアしています。一般に生分解度60%以上で「生分解性が良い」とされますが(鉱物油は概ね10〜30%)、ナブエースはSDS表記で生分解度70%以上(OECD301C, 28日間)、NETIS登録時の試験では28日で分解度100%という結果が得られています。

エコマーク認定番号:15110005(公益財団法人 日本環境協会/商品類型 No.110「生分解性潤滑油 Version2.6」)/ BOD分解度:OECD TG-301C 参考(非GLP・保土谷コントラクトラボ株式会社実施)

環境への負荷が小さいため、万が一漏洩した場合でも安心です。魚毒性試験(OECD No.203準拠)でも安全性が確認されており、魚類急性毒性試験 LC50:100mg/L以上(OECD203, 96時間)という結果です。廃食用油に新たな価値を持たせることで、環境問題の解決とサステナブルな社会の実現に貢献します。

従来技術(軽油等の鉱物油)との比較

従来の付着防止剤は軽油等の鉱物油が主流でした。鉱物油はアスファルトをカットバック(溶解・軟化)させて舗装品質に影響を与えるうえ、消防法上の危険物(第4類第2石油類)に該当し、石油臭も伴います。ナブエースはこれらの課題を解消します。

項目ナブエース軽油(従来技術)
外観白色〜乳白色液体淡黄色
臭気弱い植物油臭石油臭
使用方法水で10〜50倍に希釈して使用原液をそのまま使用
カットバックなし(舗装が劣化しない)あり
生分解性28日以内で60%以上分解分解され難い
魚類急性毒性LC50>100mg/LLC50<100mg/L
消防法非該当第4類危険物 第2石油類
比重0.980(25℃)0.86以下(JIS規格15℃)

ナブエースと従来技術(軽油)の比較(NETIS登録情報より)

💰 施工単価は従来技術の約44% ― コストも大幅に削減

NETIS登録情報の試算(10tダンプ荷台10㎡に3L散布、ナブエース30倍希釈の場合)では、施工単価は新技術200.8円/従来技術456.9円約56%のコスト削減(経済性向上)が見込まれます。水で高希釈して使うため、原液の使用量がごくわずかで済むことが理由です。

※ 50倍希釈の参考試算では施工単価184.5円。算出は平成27年度東京都普通作業員労務単価・軽油店頭現金価格等に基づくNETIS掲載値。実際の単価は条件により異なります。

さらに、圧裂強度残有率(対ブランク)は98.9%で、付着防止剤に求められる基準70%以上を満たしています(舗装調査・試験法便覧B006準拠)。アスファルトを溶かさないため、舗装の品質・耐久性を損ないません。

使用方法

水で希釈し、施工箇所に塗布または噴霧してご使用ください。合材の種類・施工箇所等により、希釈倍率を適宜調整してください。

  1. 付着防止剤の調製:水で規定倍率に希釈します。水・原液どちらを先に入れても問題ありません。
  2. ダンプ荷台へ塗布:荷台・機械等の対象箇所に塗布または噴霧します。薄い白色で塗布箇所を確認できます。
  3. 合材積込・荷卸し:合材が付着せず、スムーズに荷卸しできます。

希釈倍率の目安

施工箇所合材:ストレート合材:改質Ⅱ型合材:改質H型
ダンプ荷台50倍15〜30倍10〜15倍
プラント機械10〜15倍10〜15倍10〜15倍
舗装機械等(ローラー・プレート等)50倍〜50倍〜50倍〜

施工箇所・合材種類別の希釈倍率の目安(水で希釈)

※ 50倍希釈においても薄い白色のため、塗布箇所が明確で施工性が良好です。原液・10倍・30倍・50倍と希釈倍率が上がるほど白色は薄くなります。

製品仕様

名称ナブエース(アスファルト合材付着防止剤)
使用方法10〜50倍に水で希釈してご使用ください。
適用箇所合材プラント、ダンプ荷台、ローラー、プレート等
外観白色液状
危険物等級該当せず
規格エコマーク:15110005/NETIS(VE):KT-160038-VE
使用上の注意安全データシート(SDS)をご確認ください。
保管上の注意5℃以上40℃以下の直射日光の当たらない屋内に保管すること。
荷姿2kg PETボトル/18kg缶/180kgドラム缶/1000kgコンテナ

ナブエース 製品仕様

安全性・SDS データ(抜粋)

ナブエースは消防法・毒物及び劇物取締法・労働安全衛生法・化審法のいずれにも該当しない、取り扱いやすい製品です。詳細は安全データシート(SDS)をご確認ください。

外観白色液状(目視・25℃)
臭い弱い特異臭
pH6〜8(25℃)
比重(密度)0.980〜0.995 g/cm³(25℃)
溶解性水に易溶
引火点水を含んだ製品の状態では引火しない
生分解度70%以上(OECD301C, 28日間)
魚類急性毒性LC50:100mg/L以上(OECD203, 96時間)
適用法令消防法・毒劇法・労安法・化審法いずれも該当しない

物理化学的性質・環境影響(SDSより抜粋)

※ 皮膚・眼を刺激する可能性があるため、取扱い時は必要に応じて保護具を着用してください。取扱い後は手洗い・うがいを行ってください。詳細はSDS全文をご参照ください。

よくあるご質問(Q&A)

Q. 希釈時は、水とナブエースのどちらを先に入れたら良いですか?

A. 水への分散性が非常に良いため、どちらを先に入れていただいても問題ありません。

Q. 冬場や寒冷地での凍結の可能性はありますか?

A. 氷点下で含有する水分が凍ることがあります。凍結した場合でも、解凍されれば性状・付着防止効果ともに元の状態に戻ります。

Q. アスファルトが付着した器具等の洗浄には使えますか?

A. アスファルトを溶解(カットバック)する効果は無いため、付着した器具等の洗浄は困難です。ナブエースはあくまで「付着を防ぐ」ための製品です。

資料ダウンロード

ナブエースの製品チラシ(PDF・A4両面)をダウンロードいただけます。製品データ、合材種類別の希釈倍率と付着防止効果の例、使用方法をまとめています。

ナブエース 製品チラシ(PDF)をダウンロード

お問い合わせ

サンプル・お見積り・卸販売のご相談を承ります。合材プラント・舗装会社の皆様、商社・建材店の皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
株式会社ナブ・コーポレーション / TEL:03-3662-8211 / MAIL:info@nabcorp.co.jp